死と向かい合ったとき

亡くなった義父のすぐ下の妹が、2週間ほど前食べ物を詰まらせ意識不明になったまま
入院していた。

叔母は、まだ80代前半で、女性の平均寿命より若い。

叔母の同居している二男からの話では、お盆休みに帰って来る長男のため、なんとか
持たしてくれていたそうだが~、昨日もうダメだという知らせと供に・・・・
夫は遠方に住む親戚に連絡するのを頼まれた。

夫は若いころから世話になった叔母だから、最後に立ち会いたいと思ったのだろう、
昨日病院へ行ってみると出かけた。

夕方になって、「持ち直した~」と連絡が入った。

一瞬、よかった!と思ったが、「意識は戻ったの?」と聞いたら、同じ状態だ~と言う
返事だった。

詳しいことは帰ってから、と電話は切れた。


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叔母は、以前は元気溌剌で歩くことを良しとして、歩ける場所はバスを使わず、
よく歩いていた。

義母は、叔母を〇〇ちゃん、〇〇ちゃんと言っていつも誘って行動を共にする
ことが多かった。

それでも、義母は叔母と一時縁を切っていたことがある。

義母と叔母が仲たがいをいていても、私たちは叔母家族とと行き来していたので、
関係は自然と修復して、以前は義母は〇〇ちゃん、○○ちゃんと頼りにしていた。

ここ何年位だろう、叔母が見る影もなく痩せてきて、老いの兆しが強く表れたのは…。
そうなると、義母は電話が来ない、電話してもいない、とよく文句を言っていた。


帰って来た夫の話では、一旦心臓が停止したけれど、「どうしますか?」と医師の
問いに「自然の状態で亡くなるようお願いします」と叔父と息子が答えたそうだが…

医学的なことは、間違って書いたら問題なので省くが、血圧が上が50程度だったのが
120まで上がってきて、手をさすると「ふ~」と大きく胸が動いて呼吸するんだよ~
と夫。

いろんな器具は外されていたの?という私の問いに、夫は首を横に振る。

息子二人が泣いているんだよな~「延命治療しないでごめんね」と。

叔母さん、誰に対しても優しかったからな~と私は心の中で思った。
それに対して、私は義母が死んでも泣きはしないで、ホッとするだろうと思った。

私の両親や義父の死に際は、突然やってきて、こんな風に親の死と向き合う形はなかった。
だから、あまり考えることなく死と向き合い、葬儀への準備に追い込まれた。

義母は、この夏の暑さに体力も落ちて、意欲も失いがちのようで、もしかした認知症?
と思える言動があり、自宅で介護しなきゃならないのか?と不安を覚えていた矢先~
加えて義妹の入院ショックで落ち込むかと思っていたが、見事に回復した。

この逞しさに、ただただ気がめいる。

長生きするんだったら、マイナス要因ばかり探して口にしないで、きんさん・ぎんさんの
93歳の娘さんのようにケラケラ笑って幸せそうな顔を嘘でもしてくれたら~
私たちは救われるのにな~と思ってしまう。



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by miqu_7cd | 2017-08-16 05:16 | 老いをみつめて