水のとりすき…

2~3日前、相変わらず30度を超える日、暑いから買い物に行っていないだろうと、
姑の所にヒラメの昆布〆を少しだけ作り、持って行くと何やら台所で奮闘中。

「カレーライスが食べたくなって、やっとの思いで作っていた」と言う。

今日の食べる分があるなら、ちょうど良かったと思い、「明日が食べ時だから~」
と言うと、今日食べたいと言う。

別に、今日食べてもいいけど~と言いながら、食べ物の話は聞こえるんだなぁ~と
会話がスムーズに運ぶ事に心の中で苦笑い。

その時、明日植木屋さんが庭木の伐採にくるからお茶とお菓子を買ってきて欲しい
と頼まれた。

翌日、朝のうちにお茶とお菓子を買って持って行く。

顔を見たらこわそうにしていたので、お茶出し出来るのかな~?と思ったけれど…
こんな接待が大好きな人なので、かえって元気になるかも~と思い言わなかった。

植木屋さんが来たときの返事も元気そうな明るい声だったので大丈夫と判断した。

でも、その日も暑く、ちょっと動くと顔が汗で濡れ、襟足も湿ってくるので、
私は部屋をあちこち移動して本を読んでいた。



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3時を過ぎた頃、下から呼ばれた。(下でボタンを押すと2階に音楽が流れる装置がある)

下に降りてみると、「具合が悪くて~むかむかして吐いた」と言うので、部屋を見渡すと
窓は1か所閉めてあり、窓が開いてる所には厚いカーテンを引いてある。

日差しが熱すぎるので、カーテンをしているそうだ。
扇風機は回していたが、クーラーもないので、かなり部屋の中は暑くよどんでいた。

「水分とっていた?」と聞くと、ちゃんと飲んでると言う。

お昼に何食べたのとか、熱はある?吐いたのはいつごろ?と聞いても「聞こえない」
を連発して顔をしかめるので、紙に書いて大体を理解する。

訪問診療を頼もう、と言うと素直にうなずき、珍しく自分から長椅子に横になった。

厚いカーテンを半分開けて、閉めていた窓も開け、扇風機の位置を少しずらし、隣の部屋
との境目の戸も位置をずらし少しでも風がくるようにした。

姑を見たら、気持ちよさそうに目をつぶっていた。

間もなく医師が来て、多分熱中症を予想してきたのだろう、部屋の中に入るなり
「これではな~」とつぶやき、姑にいろいろ質問しながら~
血圧を計ったり、聴診器を当てたり~身体を触診したりしたが、異変はない様子。

「水はどのくらい飲んだの?」と聞くと「3本~4本飲んだ」と言うけれど、テーブルの上
には、塩分が入ったボトルと自然水と書いたラベルが貼っているボトル2本だけ。

台所に行って、空の容器を探したけれどないから、「そんなに飲んでいないと思います
~空瓶がないから」と私が言うと~

医師が「空の瓶はどこへおいたの?」と聞くと、2本づつ水道の水を入れて冷やして
おいたのを交互に出して、今日は3~4本飲んでいるとの返事。

「それだ!水分をそんなにとったら、気分も悪くなるよ」
水分をとりすぎると血液が薄くなって気分も悪くなるんですよ、と言われた。

今日は、おかゆと梅干し程度の食事で良い~食べる前に吐き気止めを飲んで食べる
ようにとの指示で、持って来た点滴もしないで帰っていった。

おかゆを作ってくるからと私が言うと、いや自分で作る~と頑張るので、下のご飯を
使って作るから、それならいいでしょう?というとやっと頷いた。

おかゆを作って下に降りて行くと、姑は気持ちよさそうに長椅子で寝込んでいた。

おかゆと梅干しと大根の甘酢漬けをテーブルの上にのせて、眼が覚めたら食べる
だろうと声をかけずに部屋を出た。


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その後様子を見に行ったら、布団に入ると言うので、長椅子から起そうとしたが動かない。

夫を呼んで、二人がかりで抱き起し、服を脱がせてパジャマに着替えさせるが、二人がかり
でしても重労働だった。

眠剤も飲むと言うので、今度は眠剤を探すのに大騒動。
やっと見つけて飲ませるが、これもあれこれ指示をだすから、だんだん腹が立って来る。

前の日、夜中にトイレに起きた時、テレビの大きな音がしたので、下に行ってみると
椅子に座って眼をつぶっていた。

11時半近い時間だったし、翌日は早く起きていた様なので、多分寝不足もあった
のだろうと私は思うが、当人は絶対認めない。

その夜は、姑は夕食も食べず寝続けた。


翌日、元気があまりなかったが~あまり手をかけるとどんどん弱気になり、弱って
いきそうで、呼ばれるまでは手を出そうとしまい、と自分に言い聞かせる。



今までも何度も似たような具合が悪い騒動があり、そろそろかな~と思って心配するが
診察の結果どこも悪くなく、入院しても予定より早めに帰されるのでキツネに包まれた
ような気分に陥る事が多かった。

94歳、そろそろなのかな~?と思う反面、いや!お姑さんは100歳まで生きそうだ~
と、一寸した体調不良も大病のように訴える義母を見るたびに思ってしまう。





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by miqu_7cd | 2018-08-04 06:30 | 老いをみつめて