お互い誰だかわからなかった…！

家の前の草取りをしていたら、犬の散歩をしている女性が歩いていたので、

何となく会釈した。

その女性も会釈したまま立ち止まって、何か小声でいうがマスクをしているから

何を言っているのか？はっきり聞き取れない。

「ここの方ですか～？娘さんが二人いたと思うのですが…」という言葉が切れ切れに

聞こえてくるから、もしかして娘たちの小学校の同級生のお母さんかな？と思い、

ここの家のものであることと娘二人の年齢を言って、どちら様でしょうか？と聞いた。

その方、名前を言ったけれど、私はすぐピンとこなくて怪訝な顔をしていたんだろう、

慌ててマスクを外してくれたら、すぐわかった。次女の同級生のお母さんだった。

確か、彼女とは5～6年前だったろうか？スーパーでばったり会ったことがあり、

立ち話をしたことがあるが、それ以後会うことがなかったから引越ししたのかな～？と、

想いだすことがよくあった。それ以前は犬の散歩中の彼女と時々出会っていた。

でも、その時はすぐお互いが分かって、「どうしているの～？元気だった？」といい合い、

話した内容もはっきり覚えていた。

最後に会った時、犬の介護中と言ってたけれど…というと、あの犬は亡くなったけれど、

何匹も飼っていたから…この犬は最近増やしたの～という。

昔の面影があまりないから、病気でもしたのだろうか～？とふと浮かんだけれど、

余り踏み込まないで、とりとめのないことを話してわかれた。

アナベルがピンク色に色づいてきました。

我が家の前を通るたびに、どうしているかな～？と思っていたというけれど、

私の家の前で会ったのに、私を見ても自信なさそうに話しかけてきたこと、

私もそんなに変わったのかな～？と少なからずショックだった。

彼女もかなり変わっていて、痩せて白髪が多くなり、以前のようなハキハキした

物言いでなくて、静かな口調で初老の人という印象だった。

前もショートカットしていたから、５～6年でそんなに印象は変らないと思うけれど、

マスクをしないでいたのにも関わらず、彼女は私を見てすぐわからなかったようだ。

若く見えるよ、とはよく言われるけれど…草取りをしている姿は素のままだったかな？

どこか若さに執着していた自分に気がついて嫌になった、ショックな事件でした。(笑)