新しいミシン。

直線縫いだけの機能でいいからと、コロナの時支給されたお金で電動ミシンを買った。

あまり使わないうち、動かなくなってしまった。

作るといえば、アイヌ刺繍を施したバックぐらいだから、手縫いに戻ろうか？と

一瞬考えたが、一度便利さを味わうと、やはりミシンを使って縫いたかった。

ネットで調べたら、私の持っている機種は修理不能という記事が目立った。

札幌にメーカーの名前の営業所兼店舗らしき店の住所と電話番号が載っていて、

壊れたミシンでも引き取ります、という一文があった。

住所は土地勘のある所だったし、軽いミシンだから持って行って修理が出来ないなら、

そのまま引き取ってもらえばいい、という自分に都合のいい解釈をして電話した。

機種番号を告げて修理できますか～？と聞いたら、そんな機種はないという返事。

そして、買った店舗に持っていけ、と言わんばかりの言葉が返って来た。

少し、ムッとしたけれど、買ってそう経っていないし、修理できるなら直したいと

思ったから、言葉を変えてかなり粘った。

ネットで買ったのでというと、ネットで安物を買うから壊れるんだ‥と言われ、

修理は出来ないの一点張り。さらに粘ったけれど色々怒られ、ダメだった。

その時、買うなら店舗を構えた所で買った方が良いということだったので、そこは

バスを乗り換えないと行けないので、別の日に大通りにあるカ○リアに見に行った。

ここでもネットで買った軽いミシンは壊れるようにできていますよ、と言われた。

調子が悪くなった時修理をしてくれることと、それほど複雑な機能がない方がいい、

と話すと勧めてくれたコンピューターミシンが一台あった。

コンピューターミシンなんて使いこなせるかな～とかなり迷ったが買うことにした。

使い始めは、なんて面倒なんだ～と、昔の足踏みミシンと比較して腹を立てていた。

先ず、ボビンに下糸を巻き付けることからまごついた。

ミシン本体に丁寧な説明が書いてあるのにわからない。

頭が固くなっているせいか～？足踏みミシンに慣れているせいか？ボタン一つで縫う

ことが上手く呑み込めないし、下糸を準備するだけで一日かかった。((+_+))

でそれでも、一つひとつクリアして、バックを縫えた時は万歳したくなるほど嬉しかった。

次に、ミシンに埃がつかないようにミシンカバーを適当に見繕って出来上がった時は、

まだまだ捨てたもんじゃないと、うぬぼれたくなった。(笑)

先ず、縫うのに慣れないと、と考えてYouTubeで見た枕カバーを縫うことにした。

YouTubeの枕は「50×70cm」を疑わず、ピンクの枕カバーを先に縫って失敗に気がついた。

枕を入れてみると、ぶかぶかだった！

大きすぎたから、ブルーの方は実寸を計って製図の作り直し、考えて、考えて、

鈍った頭を何とか絞って、ちょうどいい大きさに出来上がった！

ちょうどいい大きさだったので、嬉しかった。

上手く考えられていて、縫いしろの始末も上からのステッチで隠されている。

私のは大きいけれど、枕が入るからいいことにした。

自分で縫った枕カバーで休んだ夜は、寝心地がいいように感じたけど、気のせいかな～？

今まで縫物は不器用で下手だと思い続けていたが、上達するほど多く縫っていないし、

ミシンにも慣れていない、そんなんで手仕事が上手に出来るわけがないと気がついた。

パソコンで見るYouTubeは敬遠していたが、新しいテレビに変え買えたら、テレビで

YouTubeが見られるようになっていて、これを見ていると意外と勉強になっている。

枕を縫うために2メータで480円の色違いの安い布を買った。

布が余っているので、まだ作れそうだ。

後期高齢者になってから、ミシンを覚えるなんて考えもしなかったけれど、次は～と

考えていると、これが楽しい。

服が縫えるようになったらいいな～と思っているけど、そこまで出来るかな～？

昨日、お天気が良くて気温も29度に上がりそうなので、洗濯をしながら布団も干した。

冬用の掛布団と夏掛けを干して、カバーを取り替えて、外に出たり入ったり。

午後からは、パン生地を作り干しブドウパンも焼いた。

だんだん腰が痛くてなってきて、きちんと腰を伸ばせず、腰を曲げるように歩いていた。

私の体力では、もう‥やり過ぎたのだろうか～？とシュンとしてしまった。

普段は一度にこんなにしないのだけど、身体が動くからしちゃったという感じだった。

もう寝る頃には腰が曲がったまま、ああ、人はこうして老人ぽくなっていくのかな～？

なんて考えて布団に入った。眠れない日々も続いていたから余計悪く考えた。

でも、今日の朝早く目を覚ますと、腰はそれほど痛くなくて、腰も曲げないで立てた。

変だな～と考えて、さてはと思いついたことがあった。

何日か前、大風が吹いて花や野菜がお隣りの敷地迄倒れ込んでいた。

それで後始末に大量の花や野菜の枝や葉を切り刻んだし、草取りもしたし、薔薇の木を

一本掘り起こして、処分した。

白い小さな花が咲くけれど、枝が変に伸びるから周りの花とぶつかるし、邪魔だった。

すぐ翌日なら、その時の筋肉痛と分かるけれど、何日か経っていた。

身体の不調って、こんな体の疲れが後になってくるから、深刻に感じてしまうけれど、

原因が分かれば…なあんだ、ということになる。日々、これの繰り返しである。