人気ブログランキング | 話題のタグを見る

年金だけでも楽しく暮らしたい~シニアLife

すこし昔の暮らしに憧れて~手作りに目覚めた年金生活者のブログです。

門井慶喜「札幌誕生」

本屋さんへ行ったら、この本が平積みに並んでいるのが、よく目に止まっていた。
その度に手に取ってみるのだが、値段が高いから図書館で借りようと考えていた。

門井慶喜「札幌誕生」_c0006745_15230821.jpg


それが、ある日YouTubeを見ていたら、この本が紹介されていた。
「かなり事実が書かれています」、その一言で買って読んでみようと思った。

この作品は、まだ未開の土地だった札幌に街を作り、人々を住まわせ、ロシアからの砦にしょうと
いう、明治時代の蝦夷地開拓からスタートして、時代を経て札幌と縁のあった人々が描かれている。 

開拓判官・島義勇は、その最初のリーダーとして蝦夷地に派遣された。
今の札幌市の基盤を作った人という「開拓の神様」と言われた一面もあるが、3カ月という短さで
任を解かれてしまう。

その理由は、上司の反感を買ったとか、予算をあまりにも早く使い切ってしまったから、となっていた
が、彼自身は札幌開拓に情熱を燃やして、ここで骨を埋めたいと考えていたらしい。

開拓判官・島義勇、札幌農学校で学んだ内村鑑三、アイヌ民族の娘として生まれ歌集をだしたバチ
ラ-・八重子、流行作家の有島武郎、蛇行する石狩川の治水に取り組んだ岡崎文吉、
この5人のエピソードが中心の物語です。

内村鑑三は、「少年よ、大志をいだけ」のクラーク博士に憧れ、彼が校長をしていた札幌農学校に
入学したが、すでに彼は帰国したあとだった。

クラーク博士が「Boys be ambitious」とだけいったのではなくて、続きがあったという話が面白かった。

馬に乗って駅に向かうクラーク博士が、横に並ぶ生徒に向けて言葉をかけたのは事実らしいが、
生徒達はそれぞれ違うことを話していたと、内村鑑三は上級生から聞かされている。

「少年よ大志をいだけ」だけの言葉が一人歩きした、とこの作品で書いている。
事実はどうだったんでしょうね。

「小さきものへ」という題名だったか?有島武郎の作品は、高校生のときだったか?教科書で読んだ
だけ。あとの二人は、この作品で初めて名前を知りました。

今、札幌で暮らして50年という私だけど、初めて知ったことばかりで、新鮮で面白かった。

特に、探検と侵略しながらオホーツク海まで南下してくるロシアを警戒して、蝦夷地をとられまいと
して、当時わずかな人々しか住んでいなかった札幌を開墾させて、できた街だとは考えもしなかった。

今更ながら、もっと住んでいる街の歴史を知りたいと思いました。


Commented by tamachan_club at 2025-11-21 17:58
こんばんは!
この小説、北海道新聞の新聞小説として連載されていた時に読んでいました。
また、道庁赤レンガ庁舎の改築をしているときに、中で明治時代の札幌などの展示施設もあって、見に行ったり、しばらく札幌の開拓初期の歴史みたいのに浸っていましたねぇ。
Commented by tokohouse at 2025-11-21 19:25
こんばんは

何だか 探検 開拓と聞くと 見てみたいと・・私は読書家じゃないから読んでも分からないのだけど、、見たいと 図書館の順番つかなくっちゃ、、

キット まだまだだと 思うけど寒くなるし、丁度いい。

16年位前 北海道に行った時 1月の終わりで、雪が降る凍りついた旭川の飛行場から 暗くなる中一人でバスに乗って、日本海側まで行った時、こんな寂しい処に? 小心者の私は開拓を成し遂げた人が偉大だと思いました。
暫く一ヶ月 下から雪が降る町で頑張りました(笑)

札幌の開拓どんな感じだったのかなぁ〜
Commented by kawasei1008 at 2025-11-22 05:24
おはようございます。
開拓の本、いろんな歴史があるのですね。
Commented by miqu_7cd at 2025-11-22 06:52
> tamachan_clubさん
tamaさん、おはようございます。
道新をはじめ、いろいろな新聞に連載されたそうですね。
割と明治から大正、昭和とまた小説は好きなんです。

我が両親の親も開拓民だったから、興味深かったです。
赤レンガも行って見たいと思うのですが、この頃寒いので
出不精しています。
Commented by miqu_7cd at 2025-11-22 07:01
> tokohouseさん
なのはなさん、おはようございます。
札幌が舞台だけれど、出身は皆本州から渡ってきた人々です。
案外興味深いと思いますよ。
アイヌの女性は、違うけれど。

明治の時代、新たな生き方を模索してして夢を抱けた時代、
というのが新鮮で面白かったです。
面白かったというのは、当時の方々に少し失礼かな~?

一人で来たことあるんですね。
あの地方は寂しい雰囲気があるから、余計感じたと思います。

チューリップの株100個以上なんて、どんな風景になるのかな~?
春が待ち遠しいですね。ブログで是非見せて下さいね。

Commented by miqu_7cd at 2025-11-22 07:05
> kawasei1008さん
かわやんさん、おはようございます。

私も開拓民の子孫なんです。
苦労は大変だった、と聞いています。

札幌も今は大都会ですけど、たくさんの方々夢との苦労の上に
成り立っていたということ、改めて知りました。
by miqu_7cd | 2025-11-21 09:13 | 読書 | Comments(6)
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31