2018年 05月 05日 ( 1 )

買ってしまいました~

図書館で、桜木紫乃さんの「起終点駅・ターミナル」を借りて読んだら、また桜木さんの違う本が
読みたくなりました。

それで、前に読んだ「凍原」を読み返そうかな?と手に取って表紙を見ると帯封に「氷の轍・最新
刊」と紹介されているのに気がつきました。

丁度、その日は生協に買い物に行く日、別館の本屋さんに行ってみました。

私は、てっきり文庫になっていると思って、文庫の棚を探したのですが見当たりません。

夫が「店員さんに探してもらった方が早い」と言いますが、私は本を探すという事も好きなのです。
(ゆっくり本を探す~というの楽しいの!と心の中で文句を言いながら探しましたよ…笑)

でも、ぐるぐる回って探すのですが「小学館文庫」なるコーナーもないのです。
仕方なく店員さんに在庫があるか聞きました。



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在庫はあったのですが~まだ文庫になってなく新刊、かなり迷いましたが、世はゴールデン
ウイーク、我が家はどこに行くわけでないので、買ってしまいました!




182.pngあらすじ~を書いてしまうと、かなりネタバレになるので、ほんの少しだけ。

読んでいるうち、記憶の底に「これ知ってる」と思う個所が何度かあり、頭をひねりながら
読んでいたら、帯封に2016年にテレビで放映されていました。

きっと、テレビ放送見たのです。
殺人犯の想像絶する心情が蘇えって来ました。

釧路市の千代ノ浦海岸で男性の他殺死体が発見される。
釧路では寒くて半袖だけで過ごせない季節に、その男性は上着もなく半袖とズボンだけ
という姿で、かなりお洒落な印象だったが、身元を示すものは何もなかった。

その男性の身元捜しと、釧路の和商市場、青森の八戸市の歓楽街で織りなす人間模様…
そして北原白秋の「他ト我」の古本を巡って過去が動いて~

一人の男性の善意が、その人には恐怖となって殺意となってしまった…。

この事件を追うのが、「凍原」の桐原刑事と複雑な生い立ちを持つ女刑事・大門真由です。

大門真由は、両親の養女と戸籍上はなっているが、父親は血が繫がっているが母親が違い、
父が再婚したという事ではなくて、刑事の父が外で他の女性に産ませた子だったのです。

その彼女の複雑な心模様と葛藤が事件と交差し、刑事として、自分個人をもなぞる内容が、
私には少し重く、煩わしく感じてしまう作品でした。


千代ノ浦海岸は、子供の頃住んだ家から歩いて行って、よく遊びました。
舞台の中心の和商市場は、母とよく一緒に買い物に行ったものです。

登場人物の住まいも、ああ、あの辺かな~?と思える場所なので、釧路に住んでいたころが
蘇えり、桜木さんの本を読むと、その頃の記憶がゆっくりと動き出してきます。

でも、今の釧路に行けるけれど、親類も知り合いもなく、仲が良かった友達の行方も分かり
ません。もう、昔住んだ面影のない釧路には、行ってもつまらないだろうと思います。

それで、このごろ桜木紫乃さんの本を手元に置きたくなるようになりました。





起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)

桜木 紫乃/小学館

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by miqu_7cd | 2018-05-05 07:24 | 読書