カテゴリ:読書( 16 )

買ってしまいました~

図書館で、桜木紫乃さんの「起終点駅・ターミナル」を借りて読んだら、また桜木さんの違う本が
読みたくなりました。

それで、前に読んだ「凍原」を読み返そうかな?と手に取って表紙を見ると帯封に「氷の轍・最新
刊」と紹介されているのに気がつきました。

丁度、その日は生協に買い物に行く日、別館の本屋さんに行ってみました。

私は、てっきり文庫になっていると思って、文庫の棚を探したのですが見当たりません。

夫が「店員さんに探してもらった方が早い」と言いますが、私は本を探すという事も好きなのです。
(ゆっくり本を探す~というの楽しいの!と心の中で文句を言いながら探しましたよ…笑)

でも、ぐるぐる回って探すのですが「小学館文庫」なるコーナーもないのです。
仕方なく店員さんに在庫があるか聞きました。



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在庫はあったのですが~まだ文庫になってなく新刊、かなり迷いましたが、世はゴールデン
ウイーク、我が家はどこに行くわけでないので、買ってしまいました!




182.pngあらすじ~を書いてしまうと、かなりネタバレになるので、ほんの少しだけ。

読んでいるうち、記憶の底に「これ知ってる」と思う個所が何度かあり、頭をひねりながら
読んでいたら、帯封に2016年にテレビで放映されていました。

きっと、テレビ放送見たのです。
殺人犯の想像絶する心情が蘇えって来ました。

釧路市の千代ノ浦海岸で男性の他殺死体が発見される。
釧路では寒くて半袖だけで過ごせない季節に、その男性は上着もなく半袖とズボンだけ
という姿で、かなりお洒落な印象だったが、身元を示すものは何もなかった。

その男性の身元捜しと、釧路の和商市場、青森の八戸市の歓楽街で織りなす人間模様…
そして北原白秋の「他ト我」の古本を巡って過去が動いて~

一人の男性の善意が、その人には恐怖となって殺意となってしまった…。

この事件を追うのが、「凍原」の桐原刑事と複雑な生い立ちを持つ女刑事・大門真由です。

大門真由は、両親の養女と戸籍上はなっているが、父親は血が繫がっているが母親が違い、
父が再婚したという事ではなくて、刑事の父が外で他の女性に産ませた子だったのです。

その彼女の複雑な心模様と葛藤が事件と交差し、刑事として、自分個人をもなぞる内容が、
私には少し重く、煩わしく感じてしまう作品でした。


千代ノ浦海岸は、子供の頃住んだ家から歩いて行って、よく遊びました。
舞台の中心の和商市場は、母とよく一緒に買い物に行ったものです。

登場人物の住まいも、ああ、あの辺かな~?と思える場所なので、釧路に住んでいたころが
蘇えり、桜木さんの本を読むと、その頃の記憶がゆっくりと動き出してきます。

でも、今の釧路に行けるけれど、親類も知り合いもなく、仲が良かった友達の行方も分かり
ません。もう、昔住んだ面影のない釧路には、行ってもつまらないだろうと思います。

それで、このごろ桜木紫乃さんの本を手元に置きたくなるようになりました。





起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)

桜木 紫乃/小学館

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by miqu_7cd | 2018-05-05 07:24 | 読書

桜木紫乃さんの「凍原」

日曜日に習い事に出かけた他は、来客があったり、買い物と図書館以外は、何だかなまけ病
にかかったように、寝転がって本ばかり読んでいた。

普段、小説は殆ど買わず、図書館で借りるだけなんだけど、つい目について欲しくなり買って
しまった「凍原」…2013年の直木賞を貰う前の作品で、一度図書館で借りて読んでいた。

桜木紫乃さんは、読んだときはそれほど知られていない作家さんと思ったので、この本を
読んで強烈な印象を抱いたから~直木賞を受賞した時はやっぱり、と嬉しくなった。


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一度読んだ本を買ったのは~釧路の街と又出会いたいと思ったから。

私は、子供の頃釧路に住んでいたことがあるけれど、親の仕事の関係で引っ越してから
一度も訪れたことがなく、その頃の級友の名前さえ、もうはっきりと憶えていない。

一度、2泊ぐらいで一人旅を計画したことがあるが、椅子から転げ落ち胸骨を折ってしまい
1か月は安静にしなければならず、とうとう行かずじまいになっている。


さて、「凍原」の粗筋を書いてしまうとネタバレになるので~少しだけ。
舞台は、釧路の街と湿原~札幌・小樽・室蘭・留萌…そして樺太。

北海道釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂の弟は、小学生のころ行方不明になった。

湿原の谷地眼(やちまなこ)に落ちたと思われ、警察も湿原のあちこちを捜査、親や近所の人々も
探し回るが発見されず、未解決のまま捜査は打ち切られた。

それから17年後、弟を見つけたいからと刑事になった比呂は、北海道釧路方面本部に着任した。


湿原で他殺死体が発見された。
外観は日本人だが、目が青かった。


弟が落ちたと思われる湿原を舞台に、終戦前樺太から命がけで逃れて来た女性たちの数奇な
運命と当時の人々でないと分かり合えない苦悩を織り交ぜたサスペンスです。

自分のルーツを知りたい、と願って殺された青い瞳をもつ男性。

こんな事で人を殺すかな~?という思いはあったけれど、殺された男性も殺した犯人も可哀そう
と同情を感じてしまう作品でした。

一回読んだだけでは、人間関係が複雑でさっぱりわかりませんでした。
だから買う気になったのかも~。


今週読んだ本…

天使の梯子 Angel's Ladder (集英社文庫)

村山 由佳/集英社

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星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

村山 由佳/文藝春秋

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貘の檻 (新潮文庫)

道尾 秀介/新潮社

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by miqu_7cd | 2018-02-09 16:43 | 読書

こんな人に、私もなりたい!

「こんな人に、私はなりたい!」と思ったのは、私ではなくて本の帯に書かれていた言葉。
正確に言うと、島村菜津さんというノンフィクション作家さんの言葉です。

新聞の広告で「おかげさまで、注文の多い笹餅屋です」という本が紹介されていました。

90歳でまだまだ現役、75歳で起業した桑田ミサオさん、笹餅で人を幸せにする、津軽の
名物おばあちゃん…笹採りも製粉もこしあん作りも餅作りも全部ひとり。

広告のこの文章を読んで、私の悪い癖が頭をもたげ~一番近くの本屋さんに走りました。

バスに乗って、本屋さんに入って売り場を覗くと、本の題名がもう思いだせないのです。
その表紙を見るとすぐわかると思って、題名はメモしてこなかった。ドジですね~。

いくら考えても思い浮かばず、違う題名の本が記憶を呼び戻そうな感覚を覚えたのですが、
どこか違う、違う~という打ち消す思いも心の隅にあって、諦めて帰って来ました。

改めて新聞を広げて見たその本の題名は、やはり違ってました。
ホントは、中身を見て買おうかな?と思って本屋さんに走ったのですが~アマゾンのギフト券
があったのを想い出し、使い道に迷っていたこともあって注文する事にしました。


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そんな、こんなで手に入れた「おかげさまで、注文の多い笹餅屋です」を読んで、私もやっぱり
「こんな人に、私もなりたい」と思うようになりました。

第1章・第2章まで読んでいた時は、やっぱり初めからすごい人だったから出来たんだ、
と少し落胆した思いでした。

でも、だんだんと読み進んでいるうち、ものすごい苦労があるんですよね。

子供の頃から病弱で、小さな時に父親を失い、お母さんの再婚相手の桑田家の一人と19歳で
結婚、夫もまた病弱であまり働かなかったという記載のみで詳しいことは書かれていません。

でも、夫が病弱であまり働かないので、ミサオさん自らが家族を支えるために一生懸命働いて
いました。そして60歳で定年を迎えます。

そんなミサオさんに「今度、婦人部で無人販売所を作るから入って下さい」と声がかかります。

それで60歳の時、改めてお母さんから笹餅作りを教わったそうです。
そして、それを地域の催しなどで作っているうち、その15年の売り上げを溜めたお金で
75歳で起業。すごいです。

そして、今は年5万個をひとりで作る90歳…もうけは年40万円ほどと書いてあります。
「あんまり儲からなくてもいい。喜んで買ってくれる人があるだけでいい」

ミサオさんの「人生80歳から楽しい」という言葉にであって、私はハッとしました。
私の80才は、10年後。その後10年経ったら90歳。

義母が94歳と元気でいるので、後20年位しか生きていけない私に何があるの?という
焦りがありました。

でも、ミサオさんは80歳になったら、自分の中で焦りが無くなって、あれをしなければ、
これもしなければ~という焦りが消える。義務だとか、余計な考えがなくなるから
「楽しい」と言います。

この本を最後まで読んだ後に残った感想は、私も「こんな人に、私もなりたい!」でした。
半分も真似出来ないでしょうが、でもそう思う事で焦る気持ちを捨てたいと思ったものです。

いろいろ受賞したりメデアにも取り上げられいる方なのでご存知お方も多いと思います。

苦労の数を数えない、犠牲ではなく…誰かのために生きる~なかなか出来る事とは
思えないけれど、心の隅にしまっておきたいな、と思いました。





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by miqu_7cd | 2018-02-04 07:20 | 読書

つばた英子さんの「きのう、きょう、あした。」

この間、新札幌の紀野国屋さんに本を買いに行って、つばた英子さんの新しい本を見つけた。
でも、その時は違う本を買う目的だったので、悩んだ末に買わずに帰って来た。

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一昨日、生協に行ったとき平積みで置いてある「きのう、きょう、あした。」を見つけた時は
飛びあがりたくなるほど嬉しくなって、今回は迷わず購入。

それまで、何度か探しに来ていたのですが、まだここには入っていなかったのです。



ドキュメント映画「人生フルーツ」を見た方はいっぱいいると思いますが、ご主人の亡くなった
あとの英子さんはどうしているのかな~?と時々気になっていました。

違う出版社から出ていた「ふたりから ひとり」は、殆ど映画と同時進行で本屋さんにも置いて
あったからすぐ買って読んでいたけれど、亡くなった前後の事が中心でした。

「89歳、初めてのひとり暮らし。新しい菜園生活の始まりです。」と本の帯の文字を
読んで熱くなりました。

ひとりでも野菜作り再開したんだ~前は一日2時間していた畑仕事も、今は疲れるから1時間だけ
にしたと書いてありましたが、やっぱり偉いなぁと感激しました。

頑張っている先達がいると思うだけでも、心強いです。

ご主人が亡くなってからは空しくて、何にもしたくない時期があったそうです。
「今まで誰かのために生きていたから、その相手がいなくなると寂しいというより虚しい」
と英子さん。

でも、これではいけないと、朝起きたら1時間だけ畑仕事をするようになったら、また靴下を
編もうか~と新たな意欲を持つようになったそうです。

「手間ひま惜しんだら、もう寝たきりよ」
手足を動かしているから私は、元気だと思うと言い切る89歳の笑顔が清々しく思えました。

お洒落に生きがいを求めるのもいい、あちこち旅行をするのもいいし、趣味に生きるのも
それは、それでいいと思うけれど、私もやっぱり暮らしを中心に生きるのが好き。

全部は真似できないけど…こんな風に老いていきたいな~としみじみと感じたものです。



ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

つばた 英子,つばた しゅういち/自然食通信社

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ひでこさんのたからもの。

つばた 英子,つばた しゅういち/主婦と生活社

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by miqu_7cd | 2017-11-27 06:22 | 読書

雨の日は、嬉しい~「読書日和」

朝から雨が降っていますヽ(^o^)丿、草取りもしなくていいし、花や野菜の水やりもしなくていい。
今日は、気分は読書三昧だ~とうきうきしてしまいます。

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どなたかのブログで拝見してたので、本屋さんで見つけた時は迷わず買いました。
一度読んだのですが、今日はもっとじっくり読んでみようと思います。




タミ先生は、九州地方で活躍する料理家で92歳、故・江上トミ先生の愛弟子だった方です。
(江上トミさんは、日本の料理研究家の草分けとしての存在でした)

初めはフランス料理を教えていたそうですが、料理関係者がバタバタ病気で倒れるのを目にして、
「命を支えるための食」に携わる方が「なぜ?」という疑問をわいて、
考えた末に「伝統的な日本の家庭料理」へ指導を転換したそうです。


初めて読んだとき、私って雑に暮らしているんだな~と恥ずかしくなりました。

献立は、気候と体調に合わせて、気圧の谷に食べる物~なんて考えたこともありませんでした。

素材を大事に・・・・割に考えている方と思っていましたが、これも落第。



「料理は科学。食材が教えてくれる自然の(ことわり・理)がわかってくると料理は自由になって
おもしろくなってきます。」そっか~という程度。

でも、この言葉がず~しんと響きました。↓

老いる暇をつくらない
「からだは、年齢相応に弱ってきますが、好奇心は老いるものではありません。
世間の型に自分をはめなくていいの。」

ベトナムのでこぼこ田舎道をびゅんびゅん飛ばして走るバイクの後ろに乗って魚醤を
見に行ったのが、タミ先生77歳の時。

わぁ~これは、私には到底真似できませんが~(笑)

夏バテで、長い間食欲不振で、食べたくて作っても、食べる時になるとほとんど
食べたくないという状態でした。

食べないから身体がこわい、身体がこわいと意欲がわかない。
意欲がわかないから何もしたくない。


涼しくなってきたせいか、この頃やっと美味しいと感じる日も出て来ました。
食で得られる健康は、常に考えていきたいと、あらためて思いました。

迷いや悩みがあるときも、この本を開いてみてください。
ふと心に触れるタミ先生の「ほんとう」の言葉が生きる力につながるお守りになるはずですよ。
と、表紙カバーの裏に書いてありました。

いい本にであったなぁ~と思います。
食べる事って大事ですね~。


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by miqu_7cd | 2017-08-22 07:15 | 読書

西本喜美子さんの「ひとりじゃなかよ」

本屋さんで何気なく手に取って見たけど~ちょっと迷って買わないで来た本「ひとりじゃなかよ」。


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この間、また本屋さんに行ったとき、又手に取って~今度は、とうとう買って来ました。
最初にめくった1ページ目の言葉に魅かれ、心に残っていたからです。



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72才で初めてカメラに触れたという88歳のおばあちゃん。
それまでカメラに触れたこともなかったのに、お友達に半ば強引に誘われて通いだした
写真塾~それが72歳だったそうです。



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でも、この本に紹介されている写真は、ユニークでユーモアがあって驚きました。

まだまだ撮りたいものがあるのに「写真が撮れなくなったらどうしよう?」と腰を悪くして
落ち込んだときもあったようですが~行きついた末に「室内で自撮り」すればいいという
発想の転換で上の写真になりました。

そんな写真を撮っていたら、後ろにご主人が呆然とした顔で立っていて、しばらく口を
聞いてもらえなかったとか。(笑)

お茶目な人柄が伝わるような写真もあるけれど、鋭い感覚の前衛的な写真もあったり、
その視点が88歳とは思えない、わぁ~としか言いようない感動を覚えました。

ブログ巡りをしていると、どうしたらこんな写真が撮れるのかな~?と思う素晴らしい
写真と沢山出会いますが、それとは違う衝撃を覚えました。

写真と一緒に添えられている熊本弁が、直接語りかけられたように暖かく、しんみりと
伝わってくるようで心地よい。

人生経験もユニークですが、与えられた境遇にきちんと向き合い、いろんなものに対して
視線が優しい。



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私は、カメラを持ったのは割と早く高校生の時で、その頃は自分のカメラを持つ
友人はほとんどいませんでした。

いい写真を撮りたいとか、感動を呼ぶ写真を撮りたいとかの気持ちは全然なくて~
どこか出かけた時の記念写真で満足していました。

それが、ホームページやブログを始めると、いい写真だな~と思える写し手さんが
たくさんいるのに気がついて、私もと思った時期もありました。

でも、記録写真でいいや~と開き直ったものの、やはり心の隅で写真を勉強したい
という思いを押し込んでいる自分にも気がついていました。

この本を手にして、写真が好きなら好きな方法で撮ればいい~教室に行くのも
いいけれど、今できることをすればいいことに気がつかされました。

何か写真の師匠に出会ったような嬉しさを覚えて、毎日のようにこの本をめくっています。




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by miqu_7cd | 2017-06-25 06:23 | 読書

キラリと、おしゃれ

この本を一番先に読んでいたら~お手本にしたいと憧れていたかな~?と思ってしまいました。

それほど英子さんは、育ちも背景も学んできたことも知的さも行動力も私から見たらすごい方
でした。

最初に読んだ「あしたも、こはるびより。」に書いてあった、学校が嫌いで勉強が苦手の英子さん、
と紹介されていたことを鵜呑みにしていました。(笑)

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この本は、「津端英子/津端修一」さんご夫婦の最初に出された本です。

今回映画「人生フルーツ」で話題になったために増版されたようですが~写真もなく
活字だけでお二人の哲学が込められていて、私から見たら遠い存在のご夫婦でした。

先に読んだ「あしたも、こはるびより。」は、写真がたくさんあって、眺めているだけでも
楽しいものでした~だから身近に感じ、こんな暮らしがしたいなと憧れたのでしょう。

「何でも楽しくなければダメ」という修一さんの口癖が本を通して励ましてくれている
ようで、暮らしを愉しむ生き方をしたいと思うようになった私。

普通のおばあちゃんとおじいちゃんの手造りの暮らしという面が強く正面にあったので、
すっかり私はお二人の暮らしに憧れてしまいました。

次に読んだ「ときをためる暮らし」と「ひでこさんのたからもの」、そして「ふたりからひとり」
と順繰りに何度も読み返し、こんな風に老いていきたいな~と余計心の支えにしていました。

でも、「キラリと、おしゃれ」は、英子さん&修一さんの育ちの背景~ご両親の生き方、家系の
歴史も背景にあり、簡単に憧れ真似できることでないと読みながら感じました。

いろいろな偉人のことばも散りばめてある「キラリと、おしゃれ」、最後に読んで良かったな、
というのが偽らずの感想でした。

お二人の全部の本から感じ取られる優しさと「いいところだけ見る」「楽しい事だけ考える」、
食は命を作ることだから食を大切にする。

土地は借り物、次の世代に渡すものだから、丁寧に扱う。


つらいこともありますよ。でも、それを受け入れて、いいように考える。

いいことばかり考えて、実際よくなってきたから。悪く考えたらだめだと思って、
素直に受け入れるの。
「ふたりからひとり」より。


修一さんにお金の苦労を散々させられたのに恨みを持たないで添って生きてきた
英子さんの笑顔は美しい。

学びたいと強く思いましたが~弱虫の私に出来るかどうか?



「キラリと、おしゃれ」は、老いてますます美しくなる暮らしを求めたご夫婦の
晩年の寄り添う姿の記録でした。



半年だけでも野菜を作り、土を良くするためにクズ野菜やだしをとった昆布をコンポストに
入れて堆肥をつくる。(手入れは夫に任せきりだけど。)

梅干しと味噌作り(梅や大豆も作れたらな~と英子さん的な発想になって来てますが~
これは無理だと諦めています)…かなり暮らしの影響は受けています。

お二人の生き方と笑顔は、やっぱりすてきだなぁ~と、本をまた読みかえして励ましてもらっています。

お二人の本は、私の宝物になりそうです。




あしたも、こはるびより。: 83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。

つばた 英子 /主婦と生活社

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ききがたり ときをためる暮らし

つばた 英子 /自然食通信社

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ひでこさんのたからもの。

つばた 英子,つばた しゅういち/主婦と生活社

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ふたりからひとり ~ときをためる暮らし それから~

つばた 英子,つばた しゅういち/自然食通信社

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by miqu_7cd | 2017-05-07 06:21 | 読書

わっ~同じ気持ち…

本屋さんでこの本を見て、思わず手に取って、そく購入してしまった!
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まるで私の気持ちを代弁してくれてるように感じた。

この間も年の事を書いたから、そんなに年の事気にしているの~?と
言われそうだけど…気にしていないと言えばうそになる。(笑)

40歳から50歳、50歳から60歳へなる時もいろいろ葛藤はあったけど、
過ぎてみれば素直な気持ちで受け入れていた。

でも、70歳は違うんだな~。
社会的にも、役にたたない老婆というグループに押し込まれた感じがするのだ。

ほら、新聞記事~70歳の老婆が事故にあって…どうして70歳の女性と書かないの?と
私は、いつも文句を言っている。

松原惇子さんは「女が家を買うとき」「クロワッサン症候群」「ひとりの老後はこわくない」
「老後ひとりぽっち」「ひとりで長生きしても幸せ」などを書いた方で、雑誌などで記事を
読んだことはあるけれど、これらの本は読んだことがない。

初めの言葉に~
自分の年齢が信じられない。
この間、60歳だったのに、私はもうすぐ70歳になる。
“外見は衰えても、心は衰えない。年齢なんか関係ない”と豪語しているわたしだが、
内心、穏やかでない。

ここを読んで、松原さんのように、まだ現役で仕事している方でも同じなの?と
妙に嬉しくなってしまった。私たちは同じ1947年生まれ。

趣味も多く、50歳くらいからバレエを始め20年以上続いているそうだが、
3年前からシャンソンも始めた、見るからに柔らかそうな雰囲気の方である。

いろいろな方々の生き方を紹介しながら、自分はどうしたらいいか?と考えた結果が、
「これからは、自分を喜ばすために時間を使おう」だそうだ。

仕事に趣味、それに海外へも気軽に行く、私とはちがう世界に生きる人でも
同じような思いを抱くことに、呆気に取られながらも妙に安心した。

今までは、孫たちが幼いので娘たちの手助けを優先してきたが~今年から
それぞれが保育所や幼稚園に通いだす。

ただ漫然と時間を過ごさないで、何か実のなるもを見つけたいな~と思うけど、
93歳の姑の事が頭を横切る。

まぁ~今年は助走期間と思って、ゆっくり考えようと思った。

ゆっくり考えていたら、あっという間に時はすぎていくのかな~と焦る気持ちもあるけれど、
今を楽しくを心掛けて、あんまり老後の事は考えないことが一番かな~?ですよね。




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by miqu_7cd | 2017-03-27 07:15 | 読書

秋のフキ

少し前の話ですが、書きたいな~と思っていましたので、今日アップしますね。

馬遅伯晶さんの「食べものが命をつなぐ ささやかな心がけで気がつけば101歳」
という本を読んでいたら、日本人は春しかフキを食べないが、中国では四季を
通じて食べ、秋が一番旨味が増すという個所があった。

うちの裏庭には、実家から持って来た京ブキが植えてあって、春に採って食べた
後も次々と芽をだし、絶えることがないので邪魔くさい~と思っていた。
フキさん、ゴメンね。

夏の終わりころ、雨上りの後草取りをしていて、フキを手に取ってみると柔らかそう。
でも、その時は、まだこの本を読んでいなかったので、時期的に食べれないと思った。

後日、この本を読んで、慌てて庭に飛んでいきましたよ~♪005.gif


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数本のフキを採り、ゆがいてから煮物にして食べましたが、フキの味はしたがやはり固い。

中国料理は強火で炒めるから、固くても美味しく感じるのかな~?とは思いましたが~
土も違うからかな~?

やはり、日本では春のフキが一番美味しいようです。

ちなみにこの馬遅伯晶さんは、中国ハルピンの実業家・遅家に生まれ日本に留学した
経験もある、結婚後日本で料理研究家として活躍している方です。

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読んでいて、成程な~?と思える個所がいっぱいあって、時々読みかえしています。

年を取って困ったなと思ったことは、まったくありません。
昔より成長したところを感じていきたいのです。
私は“老いた”のではなくて“成熟”しただけです。

ここを読んで、頭をガーンと叩かれた思いでした。

老いをマイナスと考えないで、成熟と考える~心の成熟でしょうが、
そう思うとまた視点が違って人生も面白いかしれませんね。

名前にどこかで見た記憶があるので、本箱を探して見つけました。

結婚した時、実家にあった馬遅伯晶著「独習シリーズ 中国料理」を貰ってきて、
料理の経験も浅い私が、この本を見ながら一生懸命中国料理を作ったこと~
いろいろ想い出されました。

縁て不思議ですね~こんな形で、また出会いがあるなんて。
昔の恩師に出会ったような嬉しさを感じました。




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by miqu_7cd | 2016-11-21 06:29 | 読書

こころの匙加減

新聞広告に載っていた高橋幸枝さんの「こころの匙加減」の紹介文に魅かれて、
お店を二軒回って購入しました。売れ筋なんですね!

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先生は、100歳で、まだ現役の精神科医だそうです。

淡々とした言葉で綴っているので軽く感じますが、読み返すたびに違うところで
今の私は心が暖まります。

うちの姑は今入院していて、もう退院してもいいと言われていたのですが~1週間
ほど置いてもらっていているときに読みました。

これから先の事を考えると、気が滅入いって仕方なかったのですが、この本を読み
ながら、少しだけでもこの状況を受け入れようと思うようになりました。

先生のお母様が96歳まで食事の世話をしていたそうで、晩年物忘れが多くなり~
調理で火を使うことも危うくなって、心を鬼にしてガスの元栓を閉めたというお話は、
まさに私が直面している状況と似ているのでホッとしたものです。

どこか悪いわけでなく、生活態度に問題があるので…でも、言っても聞き入れません。
相手を変える事より、自分を変えろと言いますが~しんどいな~と弱気になりがち。

頑張るより仕方ないか~と思ったもんです。070.gif



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by miqu_7cd | 2016-11-12 07:13 | 読書